生体物質解析センター メタボローム解析受託



メタボローム解析支援サービス

メタボローム解析支援サービス
メタボローム解析の概略図

 メタボロミクスは、なるべく多くの代謝産物と遺伝子発現を検出し、それらを関連付けることにより、従来の生物学では達成が難しかった現象の解明に使われています。近年、質量分析装置が高精度化し、また、分析毎の再現性が格段に向上したことにより、代謝産物の全体像(メタボローム)を捉えやすくなってきました。
 弊所では、生体試料を高精度質量分析装置で分析し、装置から出力される全データを提供するサービス(メタボローム解析支援サービス)を行っております。

 

サービスの内容

1)液体クロマトグラフィー連結高精度質量分析装置LC-Orbitrap-MSによる分析支援サービス

 多くの二次代謝産物(芳香族配糖体、テルペノイド誘導体、脂質、アミノ酸誘導体など)を対象として分析します。通常、植物の場合では5,000種類以上、微生物の場合では1,000種類前後の代謝産物が検出されます。質量分析装置から出力される全化合物データを、弊所で独自開発したソフトウェアPowerGetで解析し、メタボローム解析に利用できる情報としてご提供いたします。この情報には、質量電荷比m/z、推定組成式、MS/MS情報、データベース検索結果などが含まれており、お客様ご自身で高度な解析が可能になります。
 本サービスには、PowerGetソフト(http://www.kazusa.or.jp/komics/software/PowerGet)、PowerGet形式データ、エクセル形式データが含まれます。また、お客様がご希望されれば、弊所データベースからのデータ公開(無料)も行っておりますので、論文投稿などでデータを引用することが可能になります。

2)ガスクロマトグラフィー連結質量分析装置GC-MSによる分析支援サービス

 多くの一次代謝産物(糖、アミノ酸、有機酸、脂肪酸など)を対象として分析します。難揮発性物質をトリメチルシリル化(TMS化)或いはメチルエステル化などの誘導体化により揮発性物質に変化させ、ガスクロマトグラフィー連結質量分析装置(GC-MS分析)により網羅的に分析します。
 GC-MS分析では、抽出段階で、高(中)極性化合物が含まれる分画(Polar層)と低極性化合物が含まれる分画(Lipid層)に分けて、それぞれの誘導体化処理を行いGC-MS分析します。質量分析装置から出力される全化合物データはGC/MS代謝成分データベース Ver.2(SHIMADZU社製)検索、及び独自開発ソフトウェアFragmentAlignとAnalyzerPro(SpectralWorks社製)を組み合わせた解析や多変量データ解析を行い、メタボローム解析に利用できる情報としてご提供いたします。この情報には得られた全化合物分子フラグメントイオンのスペクトルパターン情報などが含まれております。
 本サービスはエクセル形式データにて解析結果(統計解析結果を含む)をご提供しております。また、お客様がご希望されれば、弊所データベースからのデータ公開(無料)も行っておりますので、論文投稿などでデータを引用することが可能になります。