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メタボローム解析

用語集

メタボローム解析

メタボローム解析とは生体内に含まれる代謝物(低分子化合物)を網羅的に解析する手法です。メタボローム(Metabolome)とは、代謝物(Metabolite)と網羅的解析を意味する接尾語(-ome)を組み合わせた造語であり、ゲノム解析(Gene+ome)やトランスクリプトーム解析(Transcript+ome)と同様、生体内で生じる現象を扱う研究分野に端を発しています。

アノテーション

メタボローム解析におけるアノテーションとは、化合物に物理化学的性質および生物学的情報を付加することを示します。未知化合物の化学構造的な同定を行うために必要なプロセスの一部です。例えば、芳香族(ベンゼン環)の有無、化学組成式の付加および化合物データベース検索結果を情報として付加することを示します。

質量分析

質量分析では、質量電荷比とフラグメントのふたつの情報が得られます。

化合物を構成する原子の組み合わせは有限であり、それぞれに特有な質量があるため、精密分析で得られる質量電荷比の情報から化合物の質量を導き出すことで、理論演算により組成式を特定することが可能です。

分析時に与えられるエネルギーによって断片化されたフラグメントの情報からは、化合物の部分構造を推定することができます。また、フラグメントの検出パターンをデータベースの登録情報と比較することで、化合物の推定が可能になります。あるいは、フラグメント情報を標品と比較することができれば、化合物を同定することも可能です。

質量分析を利用したメタボローム解析では、試料中の化合物に対して、上記の情報を網羅的に取得し、試料中に含まれる化合物のリストを作成していくことになります。

MS/MS情報

質量分析機器から得られた化合物の親イオンへのエネルギー照射により、化学的構造分裂状態を生じさせ、イオン開列パターンをデータ情報として取得します。化合物の化学構造的な同定を行うために必要な作業プロセスのひとつです。

LC-MS

LC-MSはLiquid Chromatography – Mass Spectrometryの略語であり、液体クロマトグラフィー連結型質量分析機器です。固定相(担体)と移動相(液体)との親和性の差を利用して化合物を分離し、分離したものを質量分析機器で検出することで、定性・定量を行う分析手法です。

GC-MS

GC-MSはGas Chromatography – Mass Spectrometryの略語であり、気体クロマトグラフィー連結型質量分析機器です。固定相(担体)と移動相(気体)との親和性の差を利用して化合物を分離し、分離したものを質量分析機器で検出することで、定性・定量を行う分析手法です。

 

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